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業務委託✕テレワークは前向きにスキルアップできる働き方

テレワーク×業務委託契約 Vol.3 アイキャッチ画像

Part.3 業務委託✕テレワークは前向きにスキルアップできる働き方

業務委託契約は「対等契約」

お伝えしたように、私は業務委託契約を「いろいろな人たちの知恵と能力を借りられる手段」だと思っている。

さらに、業務委託契約は「対等契約」である点を強調しておきたい。

どういうことか?

正社員の仕事は、言い方はあまり好きではないが、端的にいうと企業側の指揮によって進む(*)。社員はそれをもとに労働を提供し、対価として給料を受け取る。

よって、雇用契約を結んでいる企業側と社員では、どうしても主従関係に近い形になる。
つまり企業側の力が強くなってしまう傾向にある。それゆえに社員は労働基準法で守られる形になっているのだ。

しかし、業務委託契約ではこの力関係が、本来は「対等」なのだ。
業務委託では、究極的に言えば、こちらが求めるアウトプットを出してもらえば、それでいい。

その関係性について、もう少し細かく共有したい。

雇用契約において、社員が「会社」「職場」という領域で働くイメージだとしたら、業務委託は、「仕事」単位で結びつく関係だ。仕事をお願いしていると”雇っている”というイメージを持つ人がいるかもしれないが、雇用ではない

雇用契約において、企業側は(特に正社員に対して)入社後に研修期間を設ける場合が多い。
しかし、業務委託では、企業側が求める能力を“あらかじめ持っている人”が対象となる。つまり、企業側は「育てる」というスタンスではない

私たちは、この業務委託という手段で、いろいろな知恵や能力を(既に)持った人たちの力をお借りしたいのだ。

 

一方で、働き手の立場で考えてみよう。
例えば、これを読んでいるあなたが、MNHで業務委託、かつテレワークで働きたい人だと仮定する。

まず、求められるアウトプット(○○のデザインを3案、○日までにつくるなど)をMNH側と明確に共有する。

それをやるあなたは、いつの時間にどうやって処理しようが、自分で決められる
MNH側は仕事の進め方に関する裁量権を、あなたに一任しているからだ。

子どもが寝てから作業をしてもいい。
朝の1時間を作業にあててもいい。
介護をしている隙間時間にやってもいい。
外で作業をするのが好きならば、外でやってもいい。
期日に間に合えば、期日当日に作業しても構わない。

期日までにアウトプットできれば、何をどうしたっていいのだ。
これを厳しいと捉えるか、自由と捉えるかは、もちろんあなた次第だ。

しかし、私としては、業務委託という形態が「良い」と思っている。
かつ、場所を問わず今までのスキルを活かせるテレワークも。

つまり業務委託✕テレワークという働き方が、双方にとって、とてもメリットが大きいと考えている。

 

業務委託✖テレワークは、仕事を前向きに捉えられる

さらに、業務委託✕テレワークで働くことは、仕事を前向きに捉えられると思っている。

例えばMNHのような中小企業では人事が固定されがちだ。
そもそも社員が少ない上に、一旦配置されると、よほどのことがない限り異動がないのだ。
経理はずっと経理、企画はずっと企画、といった具合だ。

そうすると、自分自身の成長が止まってしまうこともあり得る。
切磋琢磨して上に行こう、といった発想がわきづらい。私はこれを問題意識としてずっと持っている。テレワーカーの導入は、こういった社内の人材の活性化のためでもあった。

かたや、業務委託者は、仕事を自由に掛け持ちできる
MNHでやった仕事の経験を糧にして、他の企業の仕事を探すなども、自由だ。

業務委託者は、企業研修などないので、自発的にスキルを学ばないと、仕事の幅を広げられないし、新しい仕事を得られないだろう。

しかし、これは不幸なことではなく、むしろ逆だと思っている。

そもそも会社員は、得てして受け身になりがちだ。
これは雇用契約という形態がそうさせている部分もある。人材育成は企業側にも責務がある。社員もどこかで「会社がやってくれる」「学ばせてくれる」という意識に陥りやすい

会社員はそれを肝に銘じ、主体的に新しいことに挑戦したり、積極的に社外に出るなどして知識やスキルを向上をする姿勢が必要だろう。

対して業務委託は、この意味において、とても自由で、前向きにスキルアップがしやすい働き方なのではないかと、私は思っている。

 

———働きたいけれど働けない人が溢れている日本。

私は、業務委託✕テレワークという働き方が、この問題の1つの活路になるのでは、と本気で思っている。そして、これからはもっともっと新しい働き方も出てくるだろう。それも試していきたいと思っている。

MNHという会社に、良い刺激と新風を起こしてくれることを願い、業務委託で協業するテレワーカーに、今後も期待をしていきたい。

 

(*)もちろん個々の仕事においては各人の自発性や積極性などを求めるが、経営の計画や大枠の仕事のスキームは企業側が示している。

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