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未来へ踏み出す時が玄米デカフェきた ~ CFO候補者の募集にあたって~

Part.3 一緒に考えてくれる人
最後にMNHという会社について触れておきたい。
私自身、割とユニークな形態の組織体だと思っている。
社員は12人。
ただ、すべてが本社のオフィスにそろっているかというと、
そうではなく、東京のコミュニティ工場や庄内の工房で働く製造部門のメンバーが多い。
特徴としては、多くの業務を外部に委託していることだろう。
もちろん、顔を突き合わせてやらなくてはならない商品企画などは、社員が行っている。
だが、そのほかの職 (秘書、会計、人事などのバックオフィス職をはじめ、
デザイナーやライターなどのクリエイティブ職まで )においては40人以上の方と契約し、常時稼働しているテレワーカーは15人ほどいる(2025年5月現在)。
つまり、業務の性質によって、社内外のリソースをうまく使い分ける方針だ。
社員に対しては、自主性を大切にし、さまざまな挑戦をしてほしいと願っている。
一緒になって考えてくれる人がいい
ちなみに「財務」の仕事というと、会計業務が思い浮かぶだろう。
ただし、MNHでの財務担当には、そのチェック機能を求めるだけで、
実際の会計業務は外部の経理担当者が行う。
よって財務担当者の方には、「未来を考える」ことに専念してほしいと思っている。
また「社会課題の解決」というと、ともすると、
1つの課題に対しオフィスで真面目に議論している……
というイメージを持つ人もいるかもしれないが、そうではない。
課題に対するアイデアは無限にあるのだから。
例えば、私とともにさまざまな打ち合わせにも同席してほしいし、
そのなかで会社の状態を見ながら政策を考えてほしい。
さらには、いろいろなことに興味をもって、
あれもいいんじゃないか、これもいいんじゃないかとアイデアを出し、
私と「一緒になって考えてくれる人」がいいと思っている。
ちなみに男女も問わない。
私自身も興味の移ろいは大きいほうで、「これだ!」と思ったことは、
その都度どんどん行動してきた。
その分、しっかり失敗の経験も積んできた(笑)。
だから、チャンスを見つけたら好奇心のままに駆け出していくような人も、好きなのだ。
私がこのようなスタンスであるため、実際、社員もフットワークが軽い人が多い。
例えば社員のひとりは、普段は内勤でオフィスにいることが多いが、
百貨店でポップアップ店舗を出す際には、快く手伝ってくれる。
事務職だろうが、製造職だろうが、
みんな役割を超えて会社を盛り上げようとする気概がある。
———今、MNHは、未来へ大きく踏み出す時がきている。
今度のレースは、これまでとは違うものになると思っている。
何周走ればいいのかもわからない。
しかしながら、今までにない胸の高鳴りも感じている。
これからMNHの未来を一緒になって考えてくれる人と、
MHNでしか得られないやりがいを共有したいと、切に願っている。